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公開番号
2025109145
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002883
出願日
2024-01-11
発明の名称
ハイブリッド車両の駆動装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60K
6/40 20071001AFI20250716BHJP(車両一般)
要約
【課題】部品点数を増やさずに、ノイズ発生を抑制することができるハイブリッド車両の駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置90のケース18は、エンジン12と締結され、第1電動機MG1、動力分配機構40、第2電動機MG2、ドリブンギヤ機構28、ディファレンシャルギヤ34を収容する「第1ケース」と、前記「第1ケース」のエンジン12と反対側の開口を閉じるように締結される「第2ケース」(リヤカバー18c)と、を含んでおり、前記「第2ケース」(リヤカバー18c)上の、第1軸線CL1と第3軸線CL3とを結ぶ、線分VWと、重なる位置に、振動抑制部材を兼ねた車載ユニットMDを配置する。これにより、リヤカバー18cの振動が、車載ユニットMDの質量mにより低減されることで、部品点数を増やさずに、ノイズ発生を抑制することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電動機と、ドライブギヤが設けられた出力回転部材を有し、エンジンからの動力を前記第1電動機と前記出力回転部材とに分配して伝達する動力分配機構と、が第1軸線上に配置され、
前記ドライブギヤと噛み合うドリブンギヤを有するドリブンギヤ機構が第2軸線上に配置され、
前記ドリブンギヤ機構に連結される第2電動機が第3軸線上に配置され、
前記ドリブンギヤ機構に連結されるディファレンシャルギヤが第4軸線上に配置され、
前記第1電動機、前記動力分配機構、前記第2電動機、前記ドリブンギヤ機構、前記ディファレンシャルギヤが、ケースに収容されたハイブリッド車両の駆動装置であって、
前記ケースは、前記エンジンと締結され、前記第1電動機、前記動力分配機構、前記第2電動機、前記ドリブンギヤ機構、前記ディファレンシャルギヤを収容する第1ケースと、前記第1ケースの前記エンジンと反対側の開口を閉じるように締結される第2ケースと、を含んでおり、
前記第2ケース上の、前記第1軸線と、前記第3軸線と、を結ぶ線分に重なる位置に、振動抑制部材を兼ねた車載ユニットを配置する
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記第1ケースは、前記第1電動機及び前記第2電動機とバッテリとの間で授受される電力を制御する電力制御ユニットを、更に収容する
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
【請求項3】
前記第2ケースは、前記線分よりも鉛直方向の上方に車体マウント用部材の取付け座面を備えており、前記取付け座面の鉛直方向の直下の範囲に、前記振動抑制部材を兼ねた前記車載ユニットを配置する
ことを特徴とする請求項1から2の何れか1項に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の駆動装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
第1電動機と、ドライブギヤが設けられた出力回転部材を有し、エンジンからの動力を前記第1電動機と前記出力回転部材とに分配して伝達する動力分配機構と、が第1軸線上に配置され、前記ドライブギヤと噛合うドリブンギヤを有するドリブンギヤ機構が第2軸線上に配置され、前記ドリブンギヤ機構に連結される第2電動機が第3軸線上に配置され、前記ドリブンギヤ機構に連結されるディファレンシャルギヤが第4軸線上に配置され、前記第1電動機、前記動力分配機構、前記第2電動機、前記ドリブンギヤ機構、前記ディファレンシャルギヤが、ケースに収容されたハイブリッド車両の駆動装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載されたハイブリッド駆動装置がそれである。この特許文献1には、ハイブリッド駆動装置において、前記第1軸線に対して、前記ドライブギヤと前記ドリブンギヤとの噛合い部が位置する側とは反対側に位置するケースの外面に、パーキングロック機構のアクチュエータを、ブラケットを介して締結することにより、ギヤノイズの発生を抑制する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-50042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記駆動装置のノイズは、前記ドライブギヤと前記ドリブンギヤとの噛合い部のみならず、他のギヤや電動機等を起因とする振動が前記駆動装置のケースを振動させることでも発生する。ケース構成においては、平坦且つ面の広い箇所が、剛性が低く振動しやすいため、ノイズが発生しやすくなる。前記駆動装置のケースが、エンジンと締結され前記駆動装置の内蔵部品を収容する第1ケースと、前記第1ケースのエンジンと反対側の開口を閉じるように締結される蓋形状の第2ケースと、で構成される場合は、前記第2ケースが、平坦且つ面の広い形状となるため、ノイズが発生しやすい。そして、前記第1電動機及び前記第2電動機の振動が、前記第2ケースに設けられた前記第1電動機及び前記第2電動機の、各々の回転軸支持部から伝播し、前記各々の回転軸支持部の間に位置する、平坦且つ面の広い箇所、即ち振動しやすい箇所を大きく振動させることで、ノイズが発生する。この対策のため、マスダンパーや防音カバー等の追加で、部品点数が増えてしまうといった課題があった。
【0005】
また、機電一体装置として、前記駆動装置に、電動機の電力を制御する電力制御ユニットを一体化して内蔵する場合は、電力制御ユニットが、例えば前記駆動装置の上部に配置される。電力制御ユニットのメンテナンス領域確保のため、従来、前記駆動装置の上部に設けられていた車体マウント用部材の取付け座面が、前記第2ケースに設けられた場合は、車体からの振動が、前記取付け座面を介して前記第2ケースに伝播し、更にノイズが発生しやすくなるといった課題も発生していた。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、部品点数を増やさずに、ノイズ発生を抑制することができるハイブリッド車両の駆動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明の要旨とするところは、(a)第1電動機と、ドライブギヤが設けられた出力回転部材を有し、エンジンからの動力を前記第1電動機と前記出力回転部材とに分配して伝達する動力分配機構と、が第1軸線上に配置され、前記ドライブギヤと噛み合うドリブンギヤを有するドリブンギヤ機構が第2軸線上に配置され、前記ドリブンギヤ機構に連結される第2電動機が第3軸線上に配置され、前記ドリブンギヤ機構に連結されるディファレンシャルギヤが第4軸線上に配置され、前記第1電動機、前記動力分配機構、前記第2電動機、前記ドリブンギヤ機構、前記ディファレンシャルギヤが、ケースに収容されたハイブリッド車両の駆動装置であって、(b)前記ケースは、前記エンジンと締結され、前記第1電動機、前記動力分配機構、前記第2電動機、前記ドリブンギヤ機構、前記ディファレンシャルギヤを収容する第1ケースと、前記第1ケースの前記エンジンと反対側の開口を閉じるように締結される第2ケースと、を含んでおり、(c)前記第2ケース上の、前記第1軸線と、前記第3軸線と、を結ぶ線分に重なる位置に、振動抑制部材を兼ねた車載ユニットを配置することにある。
【発明の効果】
【0008】
前記第1の発明によれば、前記ケースは、前記エンジンと締結され、前記第1電動機、前記動力分配機構、前記第2電動機、前記ドリブンギヤ機構、前記ディファレンシャルギヤを収容する第1ケースと、前記第1ケースの前記エンジンと反対側の開口を閉じるように締結される第2ケースと、を含んでおり、前記第2ケース上の、前記第1軸線と、前記第3軸線と、を結ぶ線分に重なる位置に、振動抑制部材を兼ねた車載ユニットを配置する。これにより、車載ユニットの本来の役割に加え、前記第1電動機及び前記第2電動機から伝播し、発生する前記第2ケースの振動が、前記車載ユニットの質量により低減されることで、部品点数を増やさずに、ノイズ発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明が適用されるハイブリッド車両の概略構成の一例を説明する図である。
電動機の制御等に関わる電気的構成の一例を説明する図である。
駆動装置の概略構成の一例を説明する図である。
本発明が適用される振動抑制部材を兼ねた車載ユニットの駆動装置への配置の一例を説明する図である。
図4の車載ユニットの配置において、車体マウント用部材の取付け座面を設けた場合の配置の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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