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公開番号2025111274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005598
出願日2024-01-17
発明の名称燃料電池システム
出願人株式会社豊田自動織機,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 8/04 20160101AFI20250723BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】フレームに対して燃料電池を取り付ける際に生じる燃料電池の位置ずれを抑制する。
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池12と、燃料電池12が搭載されるフレーム40と、を備える。燃料電池12は、燃料電池本体71と、燃料電池本体71が固定される土台部72と、を有する。土台部72には、第1貫通孔72aと、締結ボルト部材Bが挿入される第2貫通孔72bと、が形成されている。フレーム40は、土台部72が載置される載置面52dを有する載置部としての中段壁52と、載置面52dから軸方向としての鉛直方向Zに突出するとともに鉛直方向Zにおいて変位可能な状態で第1貫通孔72aに挿入される突出部90と、を有する。中段壁52には、締結ボルト部材Bが挿入される第3貫通孔52aが形成されている。突出部90は、第1貫通孔72aに挿入されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池と、前記燃料電池が搭載されるフレームと、を備える燃料電池システムであって、
前記燃料電池は、燃料電池本体と、前記燃料電池本体が固定される土台部と、を有し、
前記土台部には、前記土台部を貫通する第1貫通孔と、前記土台部を貫通するとともに締結ボルト部材が挿入される第2貫通孔と、が形成されており、
前記フレームは、前記土台部が載置される載置面を有する載置部と、前記載置面から軸方向に突出するとともに前記軸方向において変位可能な状態で前記第1貫通孔に挿入される突出部と、を有し、
前記載置部には、前記載置部を貫通するとともに前記締結ボルト部材が挿入される第3貫通孔が形成されており、
前記突出部は、前記第1貫通孔に挿入されていることを特徴とする燃料電池システム。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記燃料電池に連結されることで前記燃料電池と一体部材として一体化された補機を備え、
前記補機のうち少なくとも一部は、前記軸方向において前記載置部と重なる位置から前記載置面に沿ってずれた位置に設けられており、
前記土台部が前記載置面に載置された状態から前記補機が下方に変位することで前記土台部の少なくとも一部が前記載置面から離れた状態となったときに前記突出部の外周面が前記土台部のうちで前記第1貫通孔を区画する区画面と当接するように、前記突出部及び前記第1貫通孔は構成されている、請求項1に記載の燃料電池システム。
【請求項3】
前記突出部は雄ねじである、請求項2に記載の燃料電池システム。
【請求項4】
前記第1貫通孔は、前記軸方向において前記載置面から離れるほど前記第1貫通孔の径が小さくなるように前記土台部に形成されている、請求項2又は請求項3に記載の燃料電池システム。
【請求項5】
前記燃料電池本体は、前記載置面に沿う延設方向に延びる直方体であり、
前記土台部は、前記延設方向における前記土台部の両端部に位置し、前記軸方向において前記燃料電池本体とは重ならない露出部を有し、
前記第1貫通孔は、前記露出部に形成されている、請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
【請求項6】
前記延設方向における前記土台部の両端部に位置する前記露出部のうち、一方の前記露出部に形成された前記第1貫通孔は前記延設方向に延びる長孔状であり、他方の前記露出部に形成された前記第1貫通孔は正円状である、請求項5に記載の燃料電池システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の燃料電池システムは、燃料電池と、燃料電池が搭載されるフレームと、を備える。燃料電池は、例えば、燃料電池本体と、燃料電池本体が固定される土台部と、を有する。土台部がフレームに固定されることにより、燃料電池はフレームに対して取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-86178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フレームに対して燃料電池が取り付けられる際、フレームにおける所定の位置に燃料電池を取り付けるために、フレームに対して燃料電池を位置合わせする作業が必要である。こうした位置合わせの作業を簡略化させるべく、フレームに対して燃料電池を取り付ける際に生じる燃料電池の位置ずれを抑制することが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための燃料電池システムは、燃料電池と、前記燃料電池が搭載されるフレームと、を備える燃料電池システムであって、前記燃料電池は、燃料電池本体と、前記燃料電池本体が固定される土台部と、を有し、前記土台部には、前記土台部を貫通する第1貫通孔と、前記土台部を貫通するとともに締結ボルト部材が挿入される第2貫通孔と、が形成されており、前記フレームは、前記土台部が載置される載置面を有する載置部と、前記載置面から軸方向に突出するとともに前記軸方向において変位可能な状態で前記第1貫通孔に挿入される突出部と、を有し、前記載置部には、前記載置部を貫通するとともに前記締結ボルト部材が挿入される第3貫通孔が形成されており、前記突出部は、前記第1貫通孔に挿入されていることを特徴とする。
【0006】
上記構成によれば、フレームに対して燃料電池を取り付ける際に、突出部を第1貫通孔に挿入させつつ燃料電池をフレームに対して変位させることができる。これにより、フレームに対して燃料電池の位置ずれが抑制された状態で、第2貫通孔及び第3貫通孔に締結ボルト部材を挿入できる。したがって、フレームに対して燃料電池を取り付ける際に生じる燃料電池の位置ずれを抑制できる。
【0007】
燃料電池システムにおいて、前記燃料電池に接続されることで前記燃料電池と一体部材として一体化された補機を備え、前記補機のうち少なくとも一部は、前記軸方向において前記載置部と重なる位置から前記載置面に沿ってずれた位置に設けられており、前記土台部が前記載置面に載置された状態から前記補機が下方に変位することで前記土台部の少なくとも一部が前記載置面から離れた状態となったときに前記突出部の外周面が前記土台部のうちで前記第1貫通孔を区画する区画面と当接するように、前記突出部及び前記第1貫通孔は構成されていてもよい。
【0008】
上記構成によれば、土台部が載置部上に載置された状態、且つ第2貫通孔と第3貫通孔とに締結ボルト部材が挿入される前の状態では、補機の自重によって補機が下方に変位するおそれがある。こうした補機の変位が生じると、土台部の少なくとも一部が載置面から離れた状態となるおそれがある。こうした事象が生じたとしても、突出部の外周面が土台部のうちで第1貫通孔を区画する区画面と当接することにより、土台部が載置面から離れる方向に燃料電池が大きく傾くことを抑制できる。したがって、燃料電池が傾かないように燃料電池を作業者が支持しつつフレームへの燃料電池の取り付けを行う場合と比較して、フレームへの燃料電池の取り付けの作業性を向上させることができる。
【0009】
燃料電池システムにおいて、前記突出部は雄ねじであってもよい。
上記構成によれば、突出部の外周面にねじ溝が形成されている。これにより、補機の変位によって土台部が載置面から離れる上述した事象が生じた際に、突出部の外周面が土台部のうちで第1貫通孔を区画する区画面と当接しやすくなる。そのため、土台部が載置面から離れる方向に燃料電池が大きく傾くことがさらに抑制される。したがって、フレームへの燃料電池の取り付けの作業性をさらに向上させることができる。
【0010】
燃料電池システムにおいて、前記第1貫通孔は、前記軸方向において前記載置面から離れるほど前記第1貫通孔の径が小さくなるように前記土台部に形成されていてもよい。
上記構成によれば、軸方向における土台部の両端のうち、載置部とは反対側の端部における第1貫通孔の開口面積がその他の第1貫通孔の部分での開口面積よりも小さくなる。これにより、補機の変位によって土台部が載置面から離れる上述した事象が生じた際に、上記の土台部における載置部とは反対側の端部での第1貫通孔の開口縁が突出部の外周面に当接しやすい。したがって、燃料電池の姿勢の変位をさらに抑制できるため、フレームに対して燃料電池を取り付ける際に生じる燃料電池の位置ずれをさらに抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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