TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025112860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007373
出願日2024-01-22
発明の名称同軸コネクタ
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01R 24/50 20110101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】工具類を使用することなく基板への取り付けを行える同軸コネクタを提供すること。
【解決手段】
基板受容部25の内下面253は、第1面253Rと第2面253Fと有する。第1面253Rと第2面253Fとの間には段差253Sが設けられている。グランド端子340は、第1ばね部351、上側接点353、第2ばね部355及び下側接点357を有する。グランド部材32がシェル24に取り付けられた取付状態において、少なくとも上側接点353と下側接点357とは基板受容部25内に位置する。基板50を基板受容部25に挿入した後、グランド部材32をシェル24に取り付けると、下側接点357が第1面253R上から第2面253F上に移動し、それによって上側接点353が上方に移動して基板50のグランド層54に接触すると共に基板50を上方に押し上げて、基板50の信号線52を信号コンタクト22の後側接触部223に接触させる。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
基板に取り付け可能な同軸コネクタであって、
前記基板は、その上面に信号線が形成されており、かつその下面にグランド層が形成されており、
前記同軸コネクタは、前側組立体と、前記前側組立体に対して前後方向において後方から取り付け可能な後側組立体とを備えており、
前記前側組立体は、信号コンタクトと、金属製のシェルと、前記信号コンタクトと前記シェルとを絶縁する内側インシュレータとを備えており、
前記シェルには、後方に向けて開いている基板受容部が形成されており、
前記基板受容部は、前記前後方向と直交する上下方向において互いに対向する内上面と内下面とを有しており、
前記内下面には、第1面と第2面とが設けられており、
前記第1面は、前記前後方向において前記第2面よりも後方に位置しており、
前記第1面は、前記上下方向において前記第2面よりも下方に位置しており、前記第1面と前記第2面との間には段差が設けられており、
前記信号コンタクトは、後側接触部を有しており、
前記後側接触部は、前記前後方向に沿って延びており、かつ前記基板受容部内に少なくとも部分的に露出しており、
前記後側組立体は、金属製のグランド部材を備えており、
前記グランド部材は、グランド外周部とグランド端子とを有しており、
前記グランド外周部は、前記シェルの外周を覆うように前記シェルに後方から取り付け可能であり、
前記グランド端子は、前記グランド外周部から延びると共に弾性変形可能な第1ばね部と、前記第1ばね部に支持された上側接点と、前記上側接点から延びると共に弾性変形可能な第2ばね部と、前記第2ばね部に支持された下側接点とを有しており、
前記グランド部材が前記シェルに取り付けられた取付状態において、少なくとも前記上側接点と前記下側接点とは前記基板受容部内に位置しており、
前記基板を前記グランド外周部に通すと共に、前記基板受容部に挿入した後、前記グランド部材を後方から前記シェルに取り付けることにより、前記グランド部材の前記下側接点が前記第1面上から前記段差を乗り越えて前記第2面上に移動し、それによって前記上側接点が上方に移動して前記基板の前記グランド層に接触すると共に前記基板を上方に押し上げて、前記基板の前記信号線を前記信号コンタクトの前記後側接触部に接触させる
同軸コネクタ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の同軸コネクタであって、
前記下側接点が前記第1面上に位置しているとき、前記上下方向における前記上側接点と前記内上面との間の距離サイズは、前記基板の厚みサイズよりも大きい
同軸コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載の同軸コネクタであって、
前記後側組立体は、前記グランド部材を保持する外側インシュレータを更に備えており、
前記外側インシュレータには、前記前後方向に貫通した挿入口が形成されており、
前記基板は前記挿入口を通すことで、前記グランド外周部に通すことができ、
前記挿入口は、前記基板が挿入されたとき、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向と前記上下方向とにおいて前記基板の位置決めをしつつ、前記前後方向において前記基板の移動をガイドし、
前記上側接点は、前記上下方向において、前記挿入口よりも下方に位置している
同軸コネクタ。
【請求項4】
請求項1に記載の同軸コネクタであって、
前記下側接点は、前記上側接点よりも前記前後方向において後方に位置している
同軸コネクタ。
【請求項5】
請求項1に記載の同軸コネクタであって、
前記内側インシュレータは、前記後側接触部と前記シェルとの間に位置する補強部を有している
同軸コネクタ。
【請求項6】
請求項1に記載の同軸コネクタであって、
前記後側組立体は、前記前後方向において第1位置から第2位置に向けて移動可能なように、前記前側組立体に取り付けられており、
前記第1位置は、前記前後方向において前記第2位置よりも後方に位置しており、
前記グランド外周部には、前記前後方向と直交する直交面内において内側に向かって突出した突出部が形成されており、
前記シェルには、前記直交面内において内側に向かってそれぞれ凹んだ第1凹部と第2凹部とが設けられており、
前記第1凹部は、前記前後方向において前記第2凹部よりも後方に位置しており、
前記後側組立体が前記第1位置にあるとき、前記突出部は前記第1凹部に受け止められており、
前記後側組立体を前記第2位置に移動させると、前記突出部は前記第1凹部から前記第2凹部に向けて移動し、前記第2凹部に受け止められ、そこにおいて、前記グランド外周部と前記シェルとは接続される
同軸コネクタ。
【請求項7】
請求項6に記載の同軸コネクタであって、
前記突出部は、上側突出部と下側突出部とを有しており、
前記第1凹部は、上側第1凹部と下側第1凹部とを有しており、
前記第2凹部は、上側第2凹部と上側第2凹部とを有しており、
前記後側組立体が前記第2位置にあるとき、前記上側突出部は前記上側第2凹部に受け止められ、そこにおいて前記グランド外周部は前記シェルと接続されており、
前記後側組立体が前記第2位置にあるとき、前記下側突出部は前記下側第2凹部に受け止められ、そこにおいても前記グランド外周部は前記シェルと接続されている
同軸コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、同軸コネクタに関し、特に基板に取り付け可能な同軸コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、基板に取り付け可能な同軸コネクタの一例を開示している。
【0003】
図25及び図26を参照すると、特許文献1の同軸コネクタ90は、フランジ92を備えている。フランジ92は、水平部921と垂直部923とを有している。フランジ92の水平部921には、ねじ孔925が形成されている。同軸コネクタ90は、また、コネクタ芯線94を備えている。
【0004】
図25及び図26に示されるように、同軸コネクタ90が基板96に取り付けられたとき、水平部921のねじ孔925には、基板96の貫通孔961を通したねじ981が螺合する。また、このとき、コネクタ芯線94は、はんだ983を用いて基板96の回路パターン963に接続固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-99283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の同軸コネクタ90は、基板96に取り付けられる際、基板96へのねじ止めとはんだ付けとを行う必要がある。換言すると、特許文献1の同軸コネクタ90を基板96へ取り付けるには、工具類が必要である。そのため、工具類を使用することなく基板96への取り付けを行える同軸コネクタ90が求められている。
【0007】
本発明は、工具類を使用することなく基板への取り付けを行える同軸コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、第1の同時コネクタとして、基板に取り付け可能な同軸コネクタであって、
前記基板は、その上面に信号線が形成されており、かつその下面にグランド層が形成されており、
前記同軸コネクタは、前側組立体と、前記前側組立体に対して前後方向において後方から取り付け可能な後側組立体とを備えており、
前記前側組立体は、信号コンタクトと、金属製のシェルと、前記信号コンタクトと前記シェルとを絶縁する内側インシュレータとを備えており、
前記シェルには、後方に向けて開いている基板受容部が形成されており、
前記基板受容部は、前記前後方向と直交する上下方向において互いに対向する内上面と内下面とを有しており、
前記内下面には、第1面と第2面とが設けられており、
前記第1面は、前記前後方向において前記第2面よりも後方に位置しており、
前記第1面は、前記上下方向において前記第2面よりも下方に位置しており、前記第1面と前記第2面との間には段差が設けられており、
前記信号コンタクトは、後側接触部を有しており、
前記後側接触部は、前記前後方向に沿って延びており、かつ前記基板受容部内に少なくとも部分的に露出しており、
前記後側組立体は、金属製のグランド部材を備えており、
前記グランド部材は、グランド外周部とグランド端子とを有しており、
前記グランド外周部は、前記シェルの外周を覆うように前記シェルに後方から取り付け可能であり、
前記グランド端子は、前記グランド外周部から延びると共に弾性変形可能な第1ばね部と、前記第1ばね部に支持された上側接点と、前記上側接点から延びると共に弾性変形可能な第2ばね部と、前記第2ばね部に支持された下側接点とを有しており、
前記グランド部材が前記シェルに取り付けられた取付状態において、少なくとも前記上側接点と前記下側接点とは前記基板受容部内に位置しており、
前記基板を前記グランド外周部に通すと共に、前記基板受容部に挿入した後、前記グランド部材を後方から前記シェルに取り付けることにより、前記グランド部材の前記下側接点が前記第1面上から前記段差を乗り越えて前記第2面上に移動し、それによって前記上側接点が上方に移動して前記基板の前記グランド層に接触すると共に前記基板を上方に押し上げて、前記基板の前記信号線を前記信号コンタクトの前記後側接触部に接触させる
同軸コネクタを提供する。
【0009】
また、本発明は第2の同軸コネクタとして、第1の同軸コネクタであって、
前記下側接点が前記第1面上に位置しているとき、前記上下方向における前記上側接点と前記内上面との間の距離サイズは、前記基板の厚みサイズよりも大きい
同軸コネクタを提供する。
【0010】
また、本発明は第3の同軸コネクタとして、第2の同軸コネクタであって、
前記後側組立体は、前記グランド部材を保持する外側インシュレータを更に備えており、
前記外側インシュレータには、前記前後方向に貫通した挿入口が形成されており、
前記基板は前記挿入口を通すことで、前記グランド外周部に通すことができ、
前記挿入口は、前記基板が挿入されたとき、前記前後方向及び前記上下方向の双方と直交する横方向と前記上下方向とにおいて前記基板の位置決めをしつつ、前記前後方向において前記基板の移動をガイドし、
前記上側接点は、前記上下方向において、前記挿入口よりも下方に位置している
同軸コネクタを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
積層多孔質膜
2日前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
27日前
株式会社ExH
電流開閉装置
29日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
1か月前
CKD株式会社
巻回装置
1日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
14日前
株式会社メルビル
ステージ
1か月前
エイブリック株式会社
半導体装置
29日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
29日前
オムロン株式会社
電磁継電器
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
矢崎総業株式会社
電線
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
8日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
29日前
株式会社ダイヘン
変圧器
20日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
6日前
オムロン株式会社
スイッチ装置
27日前
住友電装株式会社
端子台
28日前
ダイハツ工業株式会社
固定治具
8日前
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
28日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
29日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
29日前
ローム株式会社
チップ部品
12日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
14日前
中国電力株式会社
断路器操作構造
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
14日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
14日前
株式会社村田製作所
アンテナ装置
今日
続きを見る