TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025119811
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014842
出願日
2024-02-02
発明の名称
周期構造体形成基板および周期構造体形成基板の調整方法
出願人
ミネベアミツミ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01Q
1/52 20060101AFI20250807BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】周期構造体の周期性が崩壊することによる特性の低下を抑制することのできる周期構造体形成基板および周期構造体形成基板の調整方法を提供する。
【解決手段】周期構造体形成基板1は、第1基板2Aの上面2Aaに周期的に配置された複数の単位セル51を備える周期構造体5と、第1基板2Aの下面2Abに設けられた導体4と、周期構造体5内に設けられた第1電極パッド71と、第1電極パッド71の周囲に形成されたアンチパッド8と、上面2Aaと下面2Abとを貫通し、第1電極パッド71と接続されたビア73と、を有する。また、アンチパッド8は、隣り合う一対の単位セル51間の隙間Gに位置し、少なくとも一方の単位セル51と重なり、アンチパッド8によって、第1電極パッド71と単位セル51との間の容量C3が周期構造体5の周期性の崩壊に起因した特性の低下が抑えられる値に調整されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
表裏関係にある第1面および第2面を備える第1基板と、
前記第1面に周期的に配置され、隣同士が接続された複数の単位セルを備える周期構造体と、
前記第2面に設けられ、前記周期構造体と対向配置された導体と、
前記周期構造体内に設けられた第1電極パッドと、
前記第1電極パッドの周囲に形成され、前記第1電極パッドと前記周期構造体との接触を回避するアンチパッドと、
前記第1面と前記第2面とを貫通し、前記第1電極パッドと接続されたビアと、を有し、
前記アンチパッドは、隣り合う一対の前記単位セル間の隙間に位置し、少なくとも一方の前記単位セルと重なって形成され、
前記アンチパッドによって、前記第1電極パッドと当該第1電極パッドと隣り合う前記単位セルとの間の容量が、前記第1電極パッドの形成により生じる前記周期構造体の周期性の崩壊に起因した特性の低下が抑えられる値に調整されていることを特徴とする周期構造体形成基板。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記容量は、前記周期構造体内に前記第1電極パッドおよび前記アンチパッドが形成されておらず、前記周期構造体の周期性が保たれた基準体における隣り合う一対の前記単位セル間の容量の90%以上110%以下に調整されている請求項1に記載の周期構造体形成基板。
【請求項3】
前記第1基板の前記第2面側に積層された第2基板と、
前記第2基板の前記第1基板と反対側の第3面に配置された回路と、を有し、
前記ビアは、前記第3面まで貫通し、前記回路と電気的に接続されている請求項1に記載の周期構造体形成基板。
【請求項4】
前記第3面に設けられ、前記回路および前記ビアと接続された第2電極パッドを有する請求項3に記載の周期構造体形成基板。
【請求項5】
前記ビアの途中に前記第1電極パッドおよび前記第2電極パッド以外の電極パッドが設けられていない請求項4に記載の周期構造体形成基板。
【請求項6】
前記ビアの長さは、1.6mm以上である請求項5に記載の周期構造体形成基板。
【請求項7】
前記ビアの幅は、0.3mm以下である請求項6に記載の周期構造体形成基板。
【請求項8】
前記単位セルは、正方形の領域内の中央に設けられた中央部と、前記領域の四隅に設けられ、前記中央部と接続された4つの角部と、前記領域の中心を通って第1方向に延在し、前記中央部と接続された第1細線部と、前記領域の中心を通って前記第1方向に直交する第2方向に延在し、前記中央部と接続された第2細線部と、を有し、
前記第1方向に隣り合う一対の前記単位セルは、前記第1細線部同士が接続され、
前記第2方向に隣り合う一対の前記単位セルは、前記第2細線部同士が接続されている請求項1に記載の周期構造体形成基板。
【請求項9】
表裏関係にある第1面および第2面を備える第1基板と、
前記第1面に周期的に配置され、隣同士が接続された複数の単位セルを備える周期構造体と、
前記第2面に設けられ、前記周期構造体と対向配置された導体と、
前記周期構造体内に設けられた第1電極パッドと、
前記第1電極パッドの周囲に形成され、前記第1電極パッドと前記周期構造体との接触を回避するアンチパッドと、
前記第1面と前記第2面とを貫通し、前記第1電極パッドと接続されたビアと、を有し、
前記アンチパッドが、隣り合う一対の前記単位セル間の隙間に位置し、少なくとも一方の前記単位セルと重なって形成された周期構造体形成基板について、
前記アンチパッドによって、前記第1電極パッドと当該第1電極パッドと隣り合う前記単位セルとの間の容量を調整することにより、前記第1電極パッドの形成により生じる前記周期構造体の周期性の崩壊に起因した特性の低下を抑えることを特徴とする周期構造体形成基板の調整方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、周期構造体形成基板および周期構造体形成基板の調整方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
EBG(電磁バンドギャップ)を有するアンテナ装置900として、図1および図2に示すような構成が知られている。
【0003】
アンテナ装置900は、誘電体基板910と、アンテナ素子920a、920bと、接地導体930と、EBG構造体940とを有する。また、アンテナ素子920a、920bは、誘電体基板910の上面に導体パターンを用いて形成されている。また、接地導体930は、誘電体基板910の下面(上面と反対側の面)に導体パターンを用いて形成されている。
【0004】
また、EBG構造体940は、誘電体基板910の上面であって、アンテナ素子920a、920bの間に導体パターンを用いて形成されている。また、EBG構造体940は、誘電体基板910の上面に形成された複数のパッチ941と、各パッチ941と接地導体930とを接続する複数のビア942とを有する。EBG構造体940では、1つのパッチ941とそれに接続された1つのビア942とからなる単位セル943が、誘電体基板910上に周期的に配置されている。このようなEBG940は、特定の周波数帯域の信号を遮断し、アンテナ素子920a、920b間のアイソレーション性能を向上させる機能を発揮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-164149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようなアンテナ装置900においては、EBG構造体940の一部において周期的な構造が崩れてしまうと、周期的な構造が崩れた部分において前述した遮断効果が減少し、アンテナ素子920a、920b間の結合が増え、アンテナ素子920a、920b間のアイソレーション性能が低下するという問題がある。そのため、例えば、図3および図4に示すように、誘電体基板910の下面側に回路950を設け、誘電体基板910の上面に回路950から引き出されたパッド960を形成すると、パッド960によってEBG構造体940の周期的な構造が崩れて上述した問題が生じてしまうことから、アンテナ装置900に回路950を搭載することが難しく、回路950をアンテナ装置900と別基板で形成する必要がある。したがって、システム全体の小型化や低コスト化を図ることが困難である。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、EBG構造体等の周期構造体が形成された基板に回路を設けることができるように、周期構造体の周期性崩壊による特性の低下を抑制することのできる周期構造体形成基板および周期構造体形成基板の調整方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的は、以下の(1)および(2)の本発明により達成される。
【0009】
(1) 表裏関係にある第1面および第2面を備える第1基板と、
前記第1面に周期的に配置され、隣同士が接続された複数の単位セルを備える周期構造体と、
前記第2面に設けられ、前記周期構造体と対向配置された導体と、
前記周期構造体内に設けられた第1電極パッドと、
前記第1電極パッドの周囲に形成され、前記第1電極パッドと前記周期構造体との接触を回避するアンチパッドと、
前記第1面と前記第2面とを貫通し、前記第1電極パッドと接続されたビアと、を有し、
前記アンチパッドは、隣り合う一対の前記単位セル間の隙間に位置し、少なくとも一方の前記単位セルと重なって形成され、
前記アンチパッドによって、前記第1電極パッドと当該第1電極パッドと隣り合う前記単位セルとの間の容量が、前記第1電極パッドの形成により生じる前記周期構造体の周期性の崩壊に起因した特性の低下が抑えられる値に調整されていることを特徴とする周期構造体形成基板。
【0010】
(2) 表裏関係にある第1面および第2面を備える第1基板と、
前記第1面に周期的に配置され、隣同士が接続された複数の単位セルを備える周期構造体と、
前記第2面に設けられ、前記周期構造体と対向配置された導体と、
前記周期構造体内に設けられた第1電極パッドと、
前記第1電極パッドの周囲に形成され、前記第1電極パッドと前記周期構造体との接触を回避するアンチパッドと、
前記第1面と前記第2面とを貫通し、前記第1電極パッドと接続されたビアと、を有し、
前記アンチパッドが、隣り合う一対の前記単位セル間の隙間に位置し、少なくとも一方の前記単位セルと重なって形成された周期構造体形成基板について、
前記アンチパッドによって、前記第1電極パッドと当該第1電極パッドと隣り合う前記単位セルとの間の容量を調整することにより、前記第1電極パッドの形成により生じる前記周期構造体の周期性の崩壊に起因した特性の低下を抑えることを特徴とする周期構造体形成基板の調整方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
雄端子
5日前
個人
後付地震遮断機
9日前
個人
超精密位置決め機構
10日前
東レ株式会社
積層多孔質膜
13日前
愛知電機株式会社
電力機器
2日前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
1か月前
CKD株式会社
巻回装置
12日前
ヒロセ電機株式会社
端子
2日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
25日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
19日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
19日前
住友電装株式会社
端子
4日前
矢崎総業株式会社
電線
20日前
日本化薬株式会社
電流遮断装置
10日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
17日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
12日前
ダイハツ工業株式会社
固定治具
19日前
株式会社ダイヘン
変圧器
1か月前
ローム株式会社
チップ部品
23日前
個人
“hi-light surf.”
18日前
ローム株式会社
チップ部品
23日前
ローム株式会社
チップ部品
23日前
ローム株式会社
チップ部品
23日前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
20日前
株式会社東芝
回路素子
11日前
住友電装株式会社
コネクタ
4日前
株式会社村田製作所
アンテナ装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
25日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
25日前
TOWA株式会社
製造装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
25日前
三菱電機株式会社
半導体装置
12日前
富士電機株式会社
半導体装置
4日前
三菱電機株式会社
半導体装置
19日前
株式会社JVCケンウッド
放熱構造
24日前
続きを見る
他の特許を見る