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公開番号
2025134563
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032545
出願日
2024-03-04
発明の名称
透視機能を備えたX線撮影装置、可搬型X線平面検出器、撮影台、および、透視台
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人山王坂特許事務所
主分類
A61B
6/42 20240101AFI20250909BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】薄型で軽量な可搬型のX線平面検出器(FPD)を用いて、X線透視を行う。
【解決手段】撮影台には、挿入されたX線平面検出器を保持するクレードルが備えられている。X線平面検出器は、X線検出部から読み出した信号を処理して画像生成用の検出データを生成する信号処理部を備える。クレードルは、挿入されたX線平面検出器の信号処理部に接続される信号処理機能拡張部を備えている。信号処理部は、メモリを含み、信号処理機能拡張部は、拡張メモリを含んでいる。信号処理部は、撮影時には、メモリを用いて、一画像分の検出データを生成し、透視時には、メモリおよび拡張メモリを用いて、所定のフレームレートで検出データを繰り返し生成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
X線照射部と、可搬型のX線平面検出器と、前記X線平面検出器が装着され、前記被検体の撮影すべき部位に前記X線平面検出器を支持する撮影台と、画像処理部とを有し、
前記撮影台には、挿入された前記X線平面検出器を保持するクレードルが備えられ、
前記X線平面検出器は、前記X線照射部から照射され、前記被検体を通過したX線を検出する複数のX線検出素子を含むX線検出部と、前記X線検出部から読み出した信号を処理して画像生成用の検出データを生成する信号処理部とを備え、
前記クレードルは、挿入された前記X線平面検出器の前記信号処理部に接続される信号処理機能拡張部を備え、
前記信号処理部は、メモリを含み、前記信号処理機能拡張部は、拡張メモリを含み、
前記信号処理部は、撮影時には、前記メモリを用いて、一画像分の前記検出データを生成し、透視時には、前記メモリおよび前記拡張メモリを用いて、所定のフレームレートで前記検出データを繰り返し生成することを特徴とする透視機能を備えたX線撮影装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の透視機能を備えたX線撮影装置であって、前記X線平面検出器は、撮影時に前記画像処理部と無線通信をするための無線通信部と、透視時に前記画像処理部と有線通信をするための有線通信部とをさらに備え、
前記クレードルは、前記有線通信部に接続されて前記画像処理部との有線通信を中継する有線通信中継部をさらに備えることを特徴とする透視機能を備えたX線撮影装置。
【請求項3】
請求項2に記載の透視機能を備えたX線撮影装置であって、撮影を行う場合、前記信号処理部によって生成された一画像分の前記検出データは、前記無線通信部を介して、前記画像処理部に送信され、透視を行う場合、前記信号処理部によって前記所定のフレームレートで生成された前記検出データは、前記有線通信部および前記有線通信中継部を介して前記画像処理部に送信されることを特徴とする透視機能を備えたX線撮影装置。
【請求項4】
請求項1に記載の透視機能を備えたX線撮影装置であって、X線制御部をさらに有し、
前記クレードルは、透視時に前記X線平面検出器のサイズを検出するサイズ検出部と、露出補正用X線検出センサをさらに備え、
前記X線制御部は、前記露出補正用X線検出センサの検出結果に基づいて前記X線照射部が出力するX線量を制御し、
前記画像処理部は、透視時に、前記サイズ検出部の検出結果と、前記信号処理部が生成した前記検出データとを用いて、前記所定のフレームレートで透視データを生成することを特徴とする透視機能を備えたX線撮影装置。
【請求項5】
請求項1に記載の透視機能を備えたX線撮影装置であって、前記X線平面検出器は、バッテリーをさらに備え、前記クレードルは、充電制御部をさらに備え、
前記X線平面検出器が前記クレードルに保持された場合、前記充電制御部は、前記バッテリーに充電を行うことを特徴とする透視機能を備えたX線撮影装置。
【請求項6】
請求項1に記載の透視機能を備えたX線撮影装置であって、前記X線平面検出器は、筐体と、前記信号処理部に接続された前記X線平面検出器側端子とをさらに備え、
前記クレードルは、前記信号処理機能拡張部に接続されたクレードル側端子と、駆動機構とをさらに備え、
前記駆動機構は、前記クレードルに前記挿入された前記筐体を保持し、前記筐体を前記クレードル内に引き込んで前記X線平面検出器側端子を前記クレードル側端子に接触させる位置に配置することを特徴とする透視機能を備えたX線撮影装置。
【請求項7】
X線照射部から照射され、被検体を通過したX線を検出する複数のX線検出素子を含むX線検出部と、前記X線検出部から読み出した信号を処理して画像を生成するために必要な検出データを生成する信号処理部とを有する可搬型X線平面検出器であって、
前記信号処理部は、メモリを含み、
前記信号処理部は、撮影時には、前記メモリを用いて、一画像分の前記検出データを生成し、透視時には、前記信号処理部は、当該可搬型X線平面検出器が挿入されたクレードルの信号処理機能拡張部に接続され、前記メモリおよび前記信号処理機能拡張部に備えられた拡張メモリを用いて、所定のフレームレートで前記検出データを繰り返することを特徴とする可搬型X線平面検出器。
【請求項8】
X線検出部と信号処理部を含むX線平面検出器を挿入するための開口を備え、被検体の撮影すべき部位に前記X線平面検出器を支持する撮影台であって、
前記開口内には、挿入された前記X線平面検出器を保持するクレードルが備えられ、
前記クレードルは、挿入された前記X線平面検出器の前記信号処理部に接続される信号処理機能拡張部が配置され、
前記信号処理機能拡張部は、拡張メモリを含み、
前記拡張メモリには、透視時に、前記X線平面検出器の前記信号処理部が生成するデータが格納されることを特徴とする透視機能を備えた撮影台。
【請求項9】
X線照射部と、撮影台とを備えた透視台であって、
前記撮影台は、X線検出部と信号処理部を含むX線平面検出器を挿入するための開口を備え、被検体の撮影すべき部位に前記X線平面検出器を支持し、
前記開口内には、挿入された前記X線平面検出器を保持するクレードルが備えられ、
前記クレードルは、挿入された前記X線平面検出器の前記信号処理部に接続される信号処理機能拡張部が配置され、
前記信号処理機能拡張部は、拡張メモリを含み、
前記拡張メモリには、透視時に、前記X線平面検出器の前記信号処理部が生成するデータが格納されることを特徴とする透視機能を備えた透視台。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可搬型のX線平面検出器を用いて透視を行う透視機能を備えたX線撮影装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
X線撮影装置によりX線撮影を行う場合、立位用撮影台や臥位用撮影台にユーザが可搬型のFPD(フラットパネルディテクタ)を挿入する。立位や臥位の被検体にX線発生源からX線を照射し、被検体を通過したX線をFPDにより検出する。回診用X線撮影装置でX線撮影を行う場合、ユーザは、ベッドの上の被検体とベッドとの間にFPDを挿入し、ベッド上の被検体にX線発生源からX線を照射し、FPDにより検出する。
【0003】
一方、X線透視装置(X線TVシステム)は、被検体を搭載する寝台の内部にFPDが固定的に配置されている。X線透視装置のX線発生源は、寝台の動作に連動するように、機構部によって支持されている。X線発生源は、寝台に搭載された被検体にX線を照射する。寝台内部のFPDは、被検体を通過したX線を検出する。
【0004】
X線撮影では、1枚のX線画像が生成される。これに対して、透視では、1秒間に例えば15枚のX線画像が生成される。このため、撮影を行うX線撮影装置では、可搬型のFPDと画像処理部との間において無線または有線で通信を行って検出データを受け渡す。一方、透視を行うX線透視装置は、FPDと画像処理部は固定的に有線接続され、無線よりも高速な通信速度で検出データを受け渡す。
【0005】
近年、非特許文献1に記載されているように、X線撮影装置でありながら、可搬型のFPDを用いて、一定の条件下でパルス透視による透視検査を可能にした装置が販売されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
https://www.fujifilm.com/jp/ja/healthcare/x-ray/digital-xray-imaging/calneo-beyond
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の非特許文献1のX線撮影装置は、可搬型のFPDを用いてパルス透視による透視検査が可能であるが、撮影機能がメインの装置であるため、用いられる可搬型のFPDは、薄型軽量である必要がある。そのため、非特許文献1のX線撮影装置で用いられる可搬型のFPDは、パルス透視で透視検査ができるように、パルス透視との同期機能、大容量メモリ、高速な有線通信機能などを有している。しかしながら、非特許文献1のX線撮影装置で用いられる可搬型のFPDは、透視専用のFPDと比較すると、透視機能を実現するために搭載されている部品が限定される。
【0008】
具体的には、透視専用のFPDは、可搬型のFPDと比較すると、透視及び撮影のために検出データを格納するための大容量メモリ、X線検出素子からのデータの読み出し処理等のデータ処理を向上させるための高速な演算処理装置、データを高速に転送するための高速通信、温度監視機能などを有している。これらの機能により、透視専用のFPDは、非特許文献1のX線撮影装置で用いられる可搬型のFPDよりも、高フレームレートで長時間の透視が可能である。
【0009】
非特許文献1のX線撮影装置で用いられる可搬型のFPDの軽量薄型の形状と、高い堅牢性とを維持しながら、透視機能を、透視専用のFPDに近づけるのには限界がある。
【0010】
本発明の目的は、薄型で軽量な可搬型のX線平面検出器(FPD)を用いて、X線透視を行うことにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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