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公開番号2025124114
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024019940
出願日2024-02-14
発明の名称画像形成装置、異常判別方法、及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250819BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】温度検出センサーの異常によるサービスマンの出動機会を低減する。
【解決手段】画像形成装置1は、シート9に形成された画像をシート9に定着させる加熱部41と、加熱部41の表面温度を検出する温度検出センサー50とを備える。また画像形成装置1は、温度検出センサー50による検出温度に基づいて温度検出センサー50の異常を判別する異常判別部64を備える。異常判別部64は、温度検出センサー50の検出温度に基づき、温度検出センサー50に、第1の異常状態と、第1の異常状態とは異なる第2の異常状態とのいずれかが発生しているか否かを判別する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シートに形成された画像を前記シートに定着させる加熱部と、
前記加熱部の表面温度を検出する温度検出センサーと、
前記温度検出センサーによる検出温度に基づき、前記温度検出センサーの第1の異常状態と、前記第1の異常状態とは異なる第2の異常状態とのいずれかが発生しているか否かを判別する異常判別部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記異常判別部は、前記温度検出センサーによる検出温度の変化量に基づき、前記第1の異常状態と前記第2の異常状態とのいずれであるかを判別することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記温度検出センサーは、前記加熱部の下方位置に設けられ、前記加熱部の表面温度を検出する検出面を前記加熱部の表面に対向させた上向きに配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の異常状態は、前記温度検出センサーの検出面に紙粉又はトナーが付着した状態であり、
前記第2の異常状態は、前記温度検出センサーの検出面が結露した状態であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記異常判別部は、前記加熱部を所定の目標温度に加熱する制御が行われているときに前記温度検出センサーによる検出温度が所定値よりも低下した場合、前記温度検出センサーによる検出温度の変化量を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記異常判別部は、前記変化量が第1閾値よりも大きい場合又は前記変化量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値よりも小さい場合に前記第1の異常状態であると判定し、前記変化量が前記第2閾値以上且つ前記第1閾値以下である場合に前記第2の異常状態であると判定することを特徴とする請求項2又は5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記異常判別部は、前記温度検出センサーが前記第1の異常状態であると判別した場合に前記温度検出センサーの交換が必要であることを通知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
ジョブの実行を制御するジョブ制御部、
を更に備え、
前記異常判別部は、前記温度検出センサーが前記第2の異常状態であると判別した場合、前記ジョブ制御部によるジョブの実行を停止させて待機状態に移行させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記異常判別部は、前記温度検出センサーが前記第2の異常状態であると判別した場合、前記待機状態に移行させることを通知することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記異常判別部は、前記温度検出センサーが前記第2の異常状態から正常状態に復帰した後、前記待機状態を解除することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、異常判別方法、及びプログラムに関し、特に画像形成装置の定着装置に設けられた温度検出センサーの異常を検知する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
プリンタやMFP(Multifunction Peripheral)などの電子写真方式の画像形成装置は、印刷用紙などのシートに形成された画像を、シートに定着させる定着装置を搭載している。定着装置は、加熱ローラを備えた加熱部を備えている。定着装置は、加熱部を所定温度に昇温させることにより、画像が形成されたシートに加熱処理及び加圧処理を施して画像をシートに定着させる。
【0003】
このような定着装置は、加熱部の表面温度を検出する温度検出センサーを備えており、温度検出センサーによる検出温度に基づいて加熱部を所定温度に制御する。温度検出センサーによる検出温度が正確でない場合、定着装置は、加熱部を適切な温度に制御できなくなる。そのため、温度検出センサーに発生する異常は早期に検出されるべきである。
【0004】
従来、加熱部の表面温度を検出する温度検出センサーに加えて、環境温度を検出する環境温度センサーを設けた画像形成装置が提案されている(例えば特許文献1)。この画像形成装置は、加熱部を加熱する前に、温度検出センサーにより検出された温度と、環境温度センサーにより検出された温度とを取得する。そして画像形成装置は、温度検出センサーにより検出された温度と、環境温度センサーにより検出された温度との差分値に基づいて温度検出センサーに異常が発生しているか否かを判別する。
【0005】
また従来、加熱部の加熱を開始した後、加熱部に供給した電力に基づいて温度検出センサーの異常を検出する画像形成装置も提案されている(例えば特許文献2)。この画像形成装置は、加熱部の加熱を開始した後に温度検出センサーにより検出される温度を取得し、更にその後所定時間が経過したときに温度検出センサーにより検出される温度を取得する。そして画像形成装置は、所定時間が経過したときの温度上昇値と、加熱部に供給した電力とに基づいて温度検出センサーに異常が発生しているか否かを判別する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-137055号公報
特開2018-137054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
温度検出センサーによる検出温度が正確でなくなる要因は、センサーの検出面に異物が付着することである。例えばセンサーの検出面に付着する異物として紙粉やトナーがある。検出面に紙粉やトナーが付着すると、温度検出センサーの感度が低下する。そのため、温度検出センサーは正確な温度を検出できなくなる。この場合、温度検出センサー又は定着装置を交換しない限り、復旧することはない。そのため、サービスマンコールを行い、温度検出センサー又は定着装置を交換する作業が行われる。
【0008】
また、センサーの検出面に付着する異物として結露がある。例えばシートに含まれる水分が加熱処理によって蒸発し、その蒸発水が検出面で結露することにより起こる。検出面において結露が生じると、温度検出センサーの感度が低下する。そのため、温度検出センサーは正確な温度を検出できなくなる。しかし、検出面に生じる結露は、一時的な異常であり、一定時間が経過すると検出面から消える。そのため、結露による異常の場合は、温度検出センサー又は定着装置を交換する必要はない。
【0009】
上述した従来の画像形成装置では、上記2つの異常状態を区別して検出することができない。そのため、結露による異常の場合であっても、サービスマンコールが行われ、サービスマンの出動機会が増えてしまうという問題がある。
【0010】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、上記2つの異常状態を判別することにより、サービスマンの出動機会を低減できるようにした画像形成装置、異常判別方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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