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公開番号2025123787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019463
出願日2024-02-13
発明の名称インクジェットインクおよびその製造方法、硬化物の形成方法、ならびにインクジェットインクの攪拌方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類C09D 11/322 20140101AFI20250818BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】蓄光顔料を含むインクジェットインクであって、十分に輝度が高い硬化物を作製することができ、保存安定性が高く、ノズル欠を生じにくく、連続吐出時に吐出が不安定になりにくいインクジェットインクを提供すること。
【解決手段】蓄光顔料を含有するインクジェットインク。前記蓄光顔料の含有量は、前記インクジェットインクの全質量に対して10質量%以上70質量%以下であり、25℃における粘度が5mPa・s以上200mPa・s以下であり、上澄み液中に含まれるFe、Cr、Ni、CuおよびZnの合計量が、0.1mg/kg以上1000mg/kg以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄光顔料を含有するインクジェットインクであって、
前記蓄光顔料の含有量は、前記インクジェットインクの全質量に対して10質量%以上70質量%以下であり、
25℃における粘度が5mPa・s以上200mPa・s以下であり、
上澄み液中に含まれるFe、Cr、Ni、CuおよびZnの合計量が、0.1mg/kg以上1000mg/kg以下である、
インクジェットインク。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
上澄み液中に含まれるFe、Cr、Ni、CuおよびZnの合計量が、0.15mg/kg以上700mg/kg以下である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項3】
シリカ粒子またはシリコーン樹脂粒子を含有する、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項4】
前記シリカ粒子およびシリコーン樹脂粒子の含有量は、前記インクジェットインクの全質量に対して0.01質量%以上1.0質量%以下である、
請求項3に記載のインクジェットインク。
【請求項5】
有機溶剤を含む、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項6】
重合性化合物を含み、活性線の照射により硬化する、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項7】
(メタ)アクリレートを含有する、
請求項6に記載のインクジェットインク。
【請求項8】
芳香環を有する単官能の重合性化合物を含有する、
請求項6に記載のインクジェットインク。
【請求項9】
フェニルグリオキシリックアシッドエステル系の重合開始剤を含有する、
請求項6に記載のインクジェットインク。
【請求項10】
蓄光顔料を分散させて顔料分散体を得る工程と、前記顔料分散体と他の成分とを混合してインクジェットインクを得る工程と、を有し、
前記顔料分散体を得る工程は、非金属製の容器中で行うか、または、金属製の容器中で攪拌機器が容器に接触しないように行い、
前記インクジェットインクを得る工程は、非金属製の容器中で行うか、または、金属製の容器中で攪拌機器が容器に接触しないように行う、
インクジェットインクの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットインクおよびその製造方法、硬化物の形成方法、ならびにインクジェットインクの攪拌方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
所定の波長の光を吸収して光のエネルギーを蓄積し、光の吸収が停止された後にも吸収した光とは異なる波長の光を長時間放出する、蓄光顔料が知られている(たとえば特許文献1)。この蓄光顔料を配合した液状の組成物を基材に付与して、蓄光性の硬化物を作製する方法も知られている(たとえば特許文献2および特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-210337号公報
特開平11-140368号公報
特開2013-135192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄光性の顔料を含むインクを、低粘度でありインクジェット法で吐出可能なインクとすることで、高精細にパターン化された硬化物を作製できると期待される。しかし、本発明者らの知見によると、蓄光性の顔料を含むインクは、保存安定性が良好ではない。また、蓄光性の顔料を含むインクは、インクジェットヘッドからの吐出時に蓄光性の顔料がノズルに詰まりやすく、ノズル欠を生じやすかったり、連続吐出時に吐出が不安定になりやすかったりする。
【0005】
本発明は、蓄光顔料を含むインクジェットインクに関する。本発明は、十分に輝度が高い硬化物を作製することができ、保存安定性が高く、ノズル欠を生じにくく、連続吐出時に吐出が不安定になりにくいインクジェットインクを提供する。本発明はさらに、当該インクジェットインクの製造方法、当該インクジェットインクを用いる硬化物の形成方法、および当該インクジェットインクの攪拌方法を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の一態様は、下記[1]~[9]のインクジェットインクに関する。
[1]蓄光顔料を含有するインクジェットインクであって、
前記蓄光顔料の含有量は、前記インクジェットインクの全質量に対して10質量%以上70質量%以下であり、
25℃における粘度が5mPa・s以上200mPa・s以下であり、
上澄み液中に含まれるFe、Cr、Ni、CuおよびZnの合計量が、0.1mg/kg以上1000mg/kg以下である、
インクジェットインク。
[2]上澄み液中に含まれるFe、Cr、Ni、CuおよびZnの合計量が、0.15mg/kg以上700mg/kg以下である、
[1]に記載のインクジェットインク。
[3]シリカ粒子またはシリコーン樹脂粒子を含有する、
[1]または[2]に記載のインクジェットインク。
[4]前記シリカ粒子およびシリコーン樹脂粒子の含有量は、前記インクジェットインクの全質量に対して0.01質量%以上1.0質量%以下である、
[3]に記載のインクジェットインク。
[5]有機溶剤を含む、
[1]~[4]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[6]重合性化合物を含み、活性線の照射により硬化する、
[1]~[4]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[7](メタ)アクリレートを含有する、
[6]に記載のインクジェットインク。
[8]芳香環を有する単官能の重合性化合物を含有する、
[6]または[7]に記載のインクジェットインク。
[9]フェニルグリオキシリックアシッドエステル系の重合開始剤を含有する、
[6]~[8]のいずれかに記載のインクジェットインク。
【0007】
上記課題を解決するための本発明の他の態様は、下記[10]のインクジェットインクの製造方法に関する。
[10]蓄光顔料を分散させて顔料分散体を得る工程と、前記顔料分散体と他の成分とを混合してインクジェットインクを得る工程と、を有し、
前記顔料分散体を得る工程は、非金属製の容器中で行うか、または、金属製の容器中で攪拌機器が容器に接触しないように行い、
前記インクジェットインクを得る工程は、非金属製の容器中で行うか、または、金属製の容器中で攪拌機器が容器に接触しないように行う、
インクジェットインクの製造方法。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の他の態様は、下記[11]~[12]の硬化物の形成方法に関する。
[11][1]~[9]のいずれかに記載のインクジェットインクをインクジェットヘッドから吐出して基材に付与させる工程を含む、硬化物の形成方法。
[12]前記インクジェットインクを攪拌する工程を有し、
前記攪拌する工程は、非金属製の容器中で行うか、または、金属製の容器中で攪拌機器が容器に接触しないように行う、
[11]に記載の硬化物の形成方法。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の他の態様は、下記[13]のインクジェットインクの攪拌方法に関する。
[13][1]~[9]のいずれかに記載のインクジェットインクを、非金属製の容器中で攪拌するか、または、金属製の容器中で攪拌機器が容器に接触しないように攪拌する、
インクジェットインクの攪拌方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、蓄光顔料を含み、十分に輝度が高い硬化物を作製することができ、保存安定性が高く、ノズル欠を生じにくく、連続吐出時に吐出が不安定になりにくいインクジェットインクが提供される。本発明によればさらに、当該インクジェットインクの製造方法、当該インクジェットインクを用いる硬化物の形成方法、および当該インクジェットインクの攪拌方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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