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公開番号2025124106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024019920
出願日2024-02-14
発明の名称液滴吐出装置、ヘッドクリーニング方法及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250819BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録媒体の帯電量に応じてノズル面に付着したミストを適切に清掃して、形成する画像の品質低下を抑制可能な液滴吐出装置、ヘッドクリーニング方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】搬送される記録媒体Mに液滴吐出ヘッドのノズルから液滴を吐出して画像を記録する画像形成部24と、液滴吐出ヘッドを清掃するヘッド清掃装置40と、制御装置50と、を備え、制御装置50は、記録媒体Mの帯電量に応じてヘッド清掃装置40の清掃動作を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送される記録媒体に液滴吐出ヘッドのノズルから液滴を吐出して画像を記録する画像形成部と、
前記液滴吐出ヘッドのノズル面を清掃するヘッド清掃装置と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記記録媒体の帯電量に関する情報に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する液滴吐出装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記画像形成部が前記記録媒体に液滴を吐出する前の前記記録媒体の帯電量に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項3】
前記画像形成部の搬送方向上流側に前記記録媒体の表面電位を計測する表面電位計を備え、
前記表面電位計が計測した表面電位から帯電量を取得する取得部と、を備える請求項2に記載の液滴吐出装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記記録媒体の種類毎に設定された帯電量に関する情報に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項5】
前記記録媒体の物性を計測するメディアセンサーを備え、
前記制御部は、前記メディアセンサーの計測結果に対応する帯電量に関する情報に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項6】
前記記録媒体を除電する除電装置と、当該除電装置の除電性能を測定する除電性能測定器と、を備え、
前記制御部は、前記除電性能測定器の測定結果に対応する帯電量に関する情報に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項7】
前記画像形成部が前記記録媒体に形成した画像を読み取る画像読取部を備え、
前記制御部は、前記画像読取部の読み取り結果に対応する帯電量に関する情報に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項8】
温度情報及び/又は湿度情報を測定する測定部を備え、
前記制御部は、前記測定部の測定結果に対応する帯電量に関する情報に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項9】
前記ノズル面に付着したミストの量を検知する検知部を備え、
前記制御部は、前記帯電量に関する情報と前記検知部の検知結果に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する請求項1に記載の液滴吐出装置。
【請求項10】
前記検知部は、カメラ又はセンサーである請求項9に記載の液滴吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液滴吐出装置、ヘッドクリーニング方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、記録媒体の記録面に液滴吐出ヘッドのノズルから液滴を吐出して画像形成動作を行う液滴吐出装置が知られている。当該液滴吐出装置においては、画像データに基づいて、ノズルから適切なタイミングで液滴を吐出する。
【0003】
このような液滴吐出装置においては、ノズル面に付着したミストを放置したまま画像形成動作を行うと、液滴の射出曲がりや射出欠に起因して画像品質が低下する。そのため、液滴吐出装置のノズル面を清掃する必要がある。
【0004】
そこで、例えば特許文献1には、種々の条件に基づいてノズル面の状況を予測してノズル面の清掃を制御するインクジェット記録装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-101630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の発明は、記録媒体の帯電量をノズル面の清掃制御に考慮していない。図4Aは、記録媒体の帯電量とノズル面に付着するミスト及び記録媒体に着弾するサテライトの量の関係を示すグラフである。また、図4Bは、ノズル面に付着するミストの状況と記録媒体に付着するサテライトの状況を、記録媒体の帯電量毎に示した図である。図4Aにおいて、横軸は記録媒体の帯電量を示し、縦軸はノズル面に付着するミスト又は記録媒体に着弾するサテライトの個数を示す。図4A及び図4Bに示すように、記録媒体の帯電量が多くなる程、ノズル面に付着するミストの量は劇的に増加する。特許文献1の発明では、帯電量に応じたノズル面の清掃が行われないため、形成する画像の品質が低下することがあった。
【0007】
また、徒にノズル面の清掃頻度や清掃の強度を上げた場合、ダウンタイムが増加して画像記録処理の生産性が低下したり、ノズル面が摩耗して液滴吐出ヘッドが劣化したりするといった課題を有する。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、ノズル面に付着したミストをより適切に清掃して、形成する画像の品質低下を抑制可能な液滴吐出装置、ヘッドクリーニング方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、液滴吐出装置であって、
搬送される記録媒体に液滴吐出ヘッドのノズルから液滴を吐出して画像を記録する画像形成部と、
前記液滴吐出ヘッドのノズル面を清掃するヘッド清掃装置と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記記録媒体の帯電量に関する情報に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液滴吐出装置であって、
前記制御部は、前記画像形成部が前記記録媒体に液滴を吐出する前の前記記録媒体の帯電量に応じて前記ヘッド清掃装置の清掃動作を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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